Camera


カメラ


 機種を選定する場合、まず一眼レフカメラにするかコンパクトカメラにすかそれともレンズ付きフィルムにするかを決めます。もちろん撮影目的を考えて選ばなければなりません。機種別に選定の仕方を紹介します。

a.一眼レフカメラ

 コンパクトカメラやレンズ付きフィルムにくらべると重量があり、初めての方は持ち上がるのか疑問に思われる方もいらっしゃると思います。KPでは2kg位までは、さほど心配することはありません。それよりも各種焦点距離のレンズが選べること、シャッタースピードを速く設定出来ることの方がメリットが大きいといえます。条件としては次のことを考慮して選びます。すべての条件を満たしていなくともかまいませんが(1)〜(3)は最低限満たしているものを考えて下さい。最新機種より中古のカメラやオープンプライスのカメラで良いと思います。

 (1)ワインダーが内臓されていること。
 (2)電磁式のシャッターレリーズ接点をもつこと。
 (3)シャッター速度優先のAE撮影ができること。
 (4)カメラのセット状態が外部から簡単に確認できること。
 (5)AF・MFの切り替えが簡単にできること。
 (6)交換レンズが豊富に用意されていること。
 (7)小型・軽量であること。
 (8)価格が安いこと。
 (9)アイピースシャッターが内臓されていること。

 このような条件を考慮すると、次に挙げるような機種が考えられます。


  ペンタックス    Z−1,SFXN,SFX
  キャノン      EOS−1,kiss,650/630/620
  ニコン       801S,F4S/F4E,F−501
  ミノルタ      α7−xi,α−7000,α−7700i
  リコー       XR−10M,XR−X


Konica FT-1 MOTOR


 ボディのみ:143×91×46mm・570g(電池別)
 シャッター速度:〜1/1000秒


RICOH XR-10P


 ボディのみ:151×97.5×62mm・500g(電池別)
 シャッター速度:〜1/2000秒


Canon EOS Kiss


 ボディのみ:145×92×61.9mm・370g(電池別)
 シャッター速度:〜1/2000秒

キャノン EOS  kiss EF 28 mm F2.8

ペンタックス MZ --50 FA 28 mm F2.8

ミノルタ α-303si superAF 28mm F2.8

リコー XR-10PFXRリケノン28mm F3.5



b.コンパクトカメラ

 最近の傾向として小型・軽量化が進み、中には200gをきるカメラまで登場しています。KPを行う場合軽い方が良いのですが、問題点がいくつかあります。まず、レリーズ接点がほとんど付いていないことです。これは、改造をして接点を引き出すか、機械的にシャッターボタンを押す装置を作らなければなりません。また、シャッタースピードが遅いということも挙げられます。これには、まだ決定的な解決策がありません。具体的な機種を挙げると次のようなものが使われています。

 
  ニコン ミニ           28mm・1/300秒・155g
  コニカ NEW現場監督28    28mm・1/280秒・350g
  リコー マイポートパノラマ28W   28mm・1/250秒・210g
  フジ  カルディアトラベルミニ  28mm・1/250秒・210g


CONTAX G1




 ボディのみ:133×77×42mm 460g
 交換レンズ:

   16mm・28mm・45mm・90mm

   (カール・ツァイスT*)
 シャッター速度:〜1/2000秒

    (フォーカルプレンシャッター)


RICOH FF-9D


 大きさ:121×67×47mm

     240g(電池別)
 焦点距離:35mm
 シャッター速度:〜1/400秒


Konica Z-up80

 大きさ:138.5×85×73mm

     485g(電池込)
 焦点距離:40〜80mm
 シャッター速度:〜1/500秒


FUJI カルディアミニティアラ

 大きさ:99.8×60×31.5mm

     153g(電池別)
 焦点距離:28mm
 シャッター速度:〜1/800秒


Konica 現場監督 28WB

 大きさ:145×79×56mm

     350g(電池別)
 焦点距離:28mm
 シャッター速度:〜1/280秒


FUJI GA645

 画面サイズ:56×41.5mm

      (ブローニー判)
 大きさ:166×110×66mm・815g
 焦点距離:60mm(35mm判37mm相当)
 シャッター速度:〜1/700秒

        (F4〜9.5:〜1/400秒)




c.レンズ付きフィルム

 軽さの面では申し分ありませんが、電磁式レリーズはもちろんワインダーもついていませんのでKPに使えるようにするにはかなり改造しなければなりません。


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