学術研究作品 <Works on Scientific Studies>


架橋工事シミュレーション

Simulation for the Bridge Construction Works

徳島カイトフォトグラフィー協会  大 嶋 洸 一

Tokushima Kite Photography Association K. Ooshima


 徳島県土木部より依頼を受けて撮影。設計図を基にコンピュータグラフィックス作業をして納入。現在架橋工事中であるが、地元住民に対する説明会における完成予想図として活用された。


Tokushima Prefecture's Department of Civil Engineering has sublet the works of perspectives of the bridge construction works to me. Based on the design drawings, computer graphics made it possible to create good presentation materials for public hearing using kite/balloon aerial photographs.

 撮影地

 Place

徳島県勝浦郡横瀬町

Yokose-machi, Katsura-gun, Tokushima, Japan

 撮影

 

凧を持参して撮影しようとしたが風がなく(東の風1.5m)依頼の期日に間に合わせるために気球を使用

Originally, kite was intended to use. However, because of the lack of wind, balloon was used.

 カメラ

 Camera

35mm一眼レフカメラ、24mmF2.8レンズ使用

Single lens reflex camera, 24 mm F.28 lens, controlled by radio signal control system.

 レリーズ装置 ラジオコントロール


 現地は徳島市より南に下った所にあり、橋名を横瀬橋といいます。この橋を新しくする計画に基づき、上空からの低高度の空撮が必要になり、徳島県からの要請で、徳島大学がメインになり、ヘリウムバルーンでの空中撮影を行いました。バルーンには、ラジオコントロール制御の35mmカメラと画像モニター用のCCDカメラおよび画像送信機がつり下げられ、高度約80mにまで上昇させたところでの撮影となりました。当時は、晴天に恵まれ、風もバルーンを使用できる好条件となり、数時間で撮影を終了しました。

 私たち大嶋デザインは、この撮影に立ち合った後、県からの要請に基づき、設計図を基に写真のCGシミュレーションを行いました。横瀬橋は現在架橋工事中すが、地元住民に対する説明会における完成予想図として活用されました。


勝浦横瀬橋1は、バルーンによる空撮の写真をパソコンにスキャナーで取り込んだものです。当時のハードウエア構成は、PC98にスーパータブロープレミアムという画像処理ソフトを搭載していました。

勝浦横瀬橋2は、計画図にもとづいて、経路を明確にするためにマーキングしたものです。

勝浦横瀬橋3は、それを元にシミュレーション図にしたもので、現在架かっている橋も残しています。

勝浦横瀬橋4は、最終的なイメージシミュレーションで現在架かっている橋を消したものです。


 これらの画像ファイルは、現在のハードウエア環境にあわせて拡大と色調の補正を行っていますが、いずれのファイルも作成した時点でのハードウエアの関係で、1,75 6×1,024ピクセル程度の解像度しか得られていないので、ドットの輪郭のギザギザがいくぶん目立っています。現在のハードウエアで入力を含めた同様な処理を行えば、さらに鮮明な画像ができ上がるのですが、残念なことに、この写真のもとのプリントが入手できず、過去の画像に手を加えることになってしまいました。       

                          (大嶋デザイン事務所)


勝浦横瀬橋1


勝浦横瀬橋2


勝浦横瀬橋3


勝浦横瀬橋4



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